6月から華乃会カンナ外院クリニックの院長に着任しました野﨑です。よろしくお願いいたします。「カンナ」は当院のロゴにある赤い花をつける比較的大きな熱帯性の植物ですが、小学校の校庭によく植わっていた植物ですのでご存じの方も多いと思います。

この「華乃会カンナ」という名前には大変惹かれるものがあります。というのも、私の好きなことの一つが、植物を育てることで、ベランダ園芸をしております。

今は、あじさいの花が咲いています。先日数えてみますと、8鉢ありました。購入したもの、いただいたもの、挿し木で増やしたものなどです。種類は、がくあじさい(写真a)、手まりあじさい(写真b)半々くらいです。以前はがくあじさいが、気に入っていましたが、ある時期から、昔からある、ごく普通の、丸いそして青いあじさいが気に入っています。

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さて、これから、かかりつけ医として、この地域の皆様の健康を守っていきたいと考えていますので、皆さんの健康に役立つ話をごく簡単に、ときどき書いていきますので、楽しみにしていてください。 はじめは、高血圧の話です。高血圧は 脳卒中・心筋梗塞・動脈硬化・心不全など万病のもとであることはよくご存じと思います。いろんな成人病、生活習慣病がありますが、高血圧は、管理しやすいが、管理が不十分になりやすい疾患の一つです。その理由の一つに、血圧の変動性があります。最初は高いが、何回か測っていると下がってくる、朝は高いが夕方には下がっている等です。

それでも、通院されている方は、まだ、それなりに管理されているわけですが、自己判断で、まあ、これくらいなら、症状もないし、大丈夫だろうという方が要注意です。高血圧は症状が一般にはありませんが、きちんと血圧管理しないと脳卒中や心筋梗塞に至る危険が増加します。高い血圧を検診などで過去に指摘された方は、是非、一度受診されることをおすすめします。そして、同時に食事、特に今、摂られている塩分量に注意をむけてください。最近は食品に食塩含有量(塩分量)が記載されていますので、参考になると思います。一日6g以下が目標です。

ちなみにパン、米飯の食塩含有量はご存じですか?パンは6枚切りで、1枚あたり0.8g、ご飯はほとんど0です。ふりかけやおつけものや塩じゃけなどに注意すれば、日本の主食のほうが塩分的には優れているといえます。摂取塩分量は尿中のナトリウム濃度を測定することで推定できます。当院でも検査を行っていますので、気になる方はおっしゃってください。

血圧の調整については、個人、個人でどのレベルに調整するのかが、少しずつ異なりますので、ご相談いただけましたらと思います。